メソッドによる指導の違いへの対応
先生によって指導が違うのは、主にメソッドによるもの
このスクールでも、お初・アリス先生は同じ系列で蘭先生はその上級編
ミニー先生は別系列というのは、ツクミ程度でもわかります
生徒さん情報によると
お初・アリスは、ロシア(ワガノワ)系でミニー先生はロイヤル系ということ
「ワガノワとロイヤルは、レベランスが違うから見分けられるよー」とのこと
確かに違うわ
最初の足ポジション、プレパレーションに始まり、タンジュなど足の位置が違う!!
ミニー先生は、
タンジュの横は3番のつま先の延長に出す、つまり真横だと体がゆがむので真横よりやや前
後ろのグランバットマンは真後ろよりやや横
けれど他の3人は
最後はちゃんと5番に、
タンジュ、横・後ろとも真横、真後ろを求められます
ワガノワ(ロシア)とロイヤル
他にも違いがあります
バーレッスンでの顔の付け方、ピルエットやピケターンなど回転系の手の付け方、フラッペ、グランフェッテ(ツクミがやることはないでしょう💦)など
たぶん根本的に教授法の理念が違っており、その結果として細かい一つ一つも違うのかと思います
この流派違いに関しては、
奥が深いし初心者ごときには理解できないことが多くあります
国内の主なメソッドはワガノワ、次いでロイヤルになるようなのですが
更に先生によって、その取り入れ方も違っていると感じます
たかだか4年で10数人の先生に習った範囲内でのカテゴリーです
・バリバリのワガノワメソッド
ワガノワ学校のカリキュラムを厳格、忠実に教える
・ワガノワだけど、日本人の骨格の特性を考慮
基本はワガノワだけれど、日本人向けにしている
・ロイヤル(RAD)
RADの資格を持ち、それに沿った教え方
・特にメソッドにこだわらず、日本人向け大人向けの教え方
何が正しいのかということはなく、時間に余裕があり、選択肢もあるのならそれぞれ体験して、どれが自分に合うか確かめることがいいのでしょう
でも、明確に自分のメソッドはコレ!という先生も少ないので、結局はメソッドより
その先生個々の指導法によるところが大きいかもしれません
じゃー両方受けた生徒はどうすればいいのー??となりますわね
「あの先生は、こうしたらダメと言われます」
なーんて、いい大人は口が裂けても言いません
初心者ツクミは迷います迷路です
先生によって動きを変えるしかありません
なんだか本末転倒のような気もします
教えてもらう人によって自分の形を変える、正解の形がなく臨機応変に合わせる
特に初心者はますます正しい動きは何か?から離れてしまいます
今でこそ、どちらの指導も納得できます
ゆがむからといって最大限広げたり伸ばさないと、いつまでたってもできない場所から
進歩しません
けど、無理にねじってケガや悪い癖をつけたくもない
~現在のツクミ~
足や腕はできるだけ高く、遠く、長くを目指し、5番ポジションを目指す
けれど、オバチャンなので硬いだけでなく股関節や膝など老化・勤続疲労
も気を付けながら、ケガをしない範囲の精一杯を目指す
日本って、いろんな国のメソッドを受け入れ、同時に認められているところはとっても寛容なんだなーって思えます
そしてツクミにとっても、この振替レッスンは次へのステップのきっかけにもなったのです