発表会を観に行って感じる違和感
コロナも落ち着き、
各地で、バレエ団の公演や発表会が
3年間の鬱積を払うかのように、続々開催されてきた
元々、発表会観るのは好き
知り合いの教室や某大手オープンクラス
の3か所の発表会を観にいく
ツクミは、レンタルスタジオでのフェスティバル参加という形しか知らないので
個人スタジオがホール貸切っての発表会という実感がわかない
コロナ前、知人の発表会に行ったのが初めて
その時は、演目も多く盛りだくさんの内容だったけど
大きな教室で人数も多かったので、こういうものかと思った
上手な男性生徒がいるんだなーと、ど素人の質問したら
男性ゲストダンサーは、全員プロダンサー
その友人も、パドドゥを踊ってた
けど、どうやらこのパターンは他の教室でもそうだというのが
今更ながらわかった! 遅いよ~💦
前半にVaや子供たちの踊りのコンサート
後半に有名演目の抜粋
というパターンが主流のよう
有名演目となると、当然パドドゥはハイライト!
男性、それも技術のある人がいるわけで
素人ともパドドゥを踊れるレベルのダンサーが必須になるんですね
男性ダンサーは、どこもツクミでも知っているバレエ団の現役ダンサーなど
某大手オープンクラスは大人だけにもかかわらず、
初心者レベルの人はほとんどいない
主宰者の知り合いの講師レベルや、素人でも技術のしっかりした人がほとんど
まるでプロの舞台
当然、美しいのだが、これじゃー初心者は出れないわなー
他の個人教室の方はといえば
大人だけの踊りはコンサートの部で1曲だけで、
後半は子ども達や主役の背景のようなコールド
幕ものの ○○の踊り とかは賛助として参加している元プロ
3つ観て感じたのが
これって発表会という名の主宰者の作品の発表?
生徒のための、成長した姿をお披露目する場ではないのか?
ということ
確かにホール貸切って、2~3時間観てもらうには
内容がずっとVaばかりの単発では飽きてしまう
幕もののようなストーリー性があり、グランパドドウがないと盛り上がらない
ということは十分理解できる
けど、そちらが優先され、セミプロレベルを集めて
初心者レベルは出演がためらわれる
というのに違和感を感じたのだ
最初のカルチャースクールでの発表会は
入門クラス半年くらいでも、
振り付けは簡単にするから出でませんか?
と声がかかった
今思えばこちらの方が、生徒主体の本来の発表会であるような気がする
子供が減り、大人専門スタジオは増えている現実からも
スタジオ単独で形式優先の発表会にこだわるより、
フェスティバル形式やスタジオ合同など
気軽に1曲だけでも参加できるような場が増えた方が
大人バレリーナにはありがたいと思うのですがね
そこは、主宰者のプライド?もあるのかなぁ…